2016年01月

昨年12月の九州旅行の時、宮崎市のイオンに寄って昼食を食べた後に、出口を出て車を探そうとしたら、駐車位置を見失った事に気づき一瞬焦りました。このショッピングモールは意外に大きく、駐車場が周り中に有るのですね。
駐車後に入った入り口近くにはスポーツジムがあったのを覚えていたので、一旦建物の中に入り、店舗配置図でジムの位置を確認して、そこの出口から出て、車は直ぐに見つかりました。
00_Miyazaki Eion
<イオンモール宮崎>

この経験を基に、駐車位置を全く見失った時に備え、「駐車位置記憶アプリ」をスマホに入れる事にしました。
一般的な駐車位置記憶アプリは、「記憶させる場所でアプリを立ち上げ、手動で記憶操作をする」必要があるのですが、何時起こるか分らない事の為にそんな面倒な事はやっていられないので、自動的に (人の操作不要に) 常に記録されるアプリとする事とし、以下の二つの使い勝手を検証して、良い方を使う事にしました。

1.  Google Now の「駐車の場所」カード
Google Now はスマホ保持者の状況に応じて様々な情報カードを提示しますが、その中に「駐車の場所」カードがあります。「車での移動」から「歩行」に切り替わった事をセンサーで捉え、切り替わった地理的位置を「駐車の場所」カードとして提示します。そのカードをタップするとGoogleマップに情報を渡し、Googleマップが「駐車の場所」まで案内する事になります。

2.  Pin 'n Find - Car Finder
このアプリは外国製ですが日本語でも表示されます。
普通の駐車位置記憶アプリの様に手動でも駐車位置記憶が出来ますが、ハンズフリー通話など Bluetooth でスマホと車が接続されている場合、Bluetooth接続が切断された (車のエンジンスイッチが切られた) 地点を駐車位置として記憶します。更に、アプリがオフにされた状態でもバックグラウンドで作動します。

検証 A  車に乗り込む時
1.  Google Now
Card_Before_01
   <通知> 
スマホのホーム画面の通知の中に「Google Now の通知」があります。
この通知をタップするとGoogle Nowが立ち上がり、カードが見えます。
 
Card_Before_02
 <Google Now のカード>
 「天候」のカードがあるだけで「駐車の場所」カードはありません。昨日は自宅の駐車場にある事が表示されたのですが、メニューの中の「自宅付近は表示しない」を選択したので表示されないのでしょう。
因みに、Google Now の中には明示的な「駐車の場所カード」表示のオン・オフ スイッチはありません。また、「駐車の場所カード」自身のオプションも「駐車の場所カード」が表示されている間に、カードのオプション選択から行わなくてはなりません。甚だ使いにくいと言わざるを得ません。
 
 
2.  Pin 'n Find - Car Finder
Pin_Before_01
 <Bluetooth接続前>
自宅の部屋で、確認の為にアプリを立ち上げると、昨日停めた自宅駐車場の位置記憶が保持されています。

Pin_Before_02
 <Bluetooth接続後>
 車に乗り込んで、エンジンスイッチを入れて Bluetooth接続が完了すると、位置記憶が解除され記録待ちの状態になります。
これらの表示確認は説明用に行っているので、実際は全てアプリオフのバックグラウンドで行われます。


検証 B  駐車後の駐車位置の確認
自宅から15分ほど離れたショッピングモールの駐車場に車を停めました。
01_Parked Position
 <駐車位置>
 
店内を通って駐車位置の対角線位置にある出口で確認しました。
02_01Point
<対角線位置>
 
1.  Google Now
Card_xAfter_01
<通知>
スマホのホーム画面の通知の中に「Google Now の通知」が4枚あると表示されています。
この通知をタップするとGoogle Nowが立ち上がり、カードが見えます。
 
Card_xAfter_02
 <Google Now のカード>
ところが「駐車の場所カード」は無く「自宅までの所要時間」のカードが見えます。
昨日までの検証もそうなのですが、「駐車の場所カード」が提示されるのは何時も必ずでは無いようです。これは全く困った問題です。
 
駐車の場所Card
<車の場所カードが表示された場合の例>
 
2.   Pin 'n Find - Car Finder
Pin_xAfter01_01
<アプリ画面> 
アプリを立ち上げると上の様な画面になり、駐車位置が記憶されている (ピンが刺さっている) 事が分かります。駐車位置まで0.23kmで駐車したのは 10時51分 (現在 11時1分) である事が分かります。

Pin_xAfter01_02
  <Google マップ画面>
「Find My Car」ボタンを押すとGoogleマップにデータが渡され、Googleマップの案内画面になります。
現在位置 (青矢印) から赤いピン (駐車位置) まで 500m であり 6分を要する事が分かります。但し、案内は駐車場内では無く周辺道路経由になっている事が分かります。


アプリを終了し、建物の駐車位置の平行方向の位置にある出口に移動しました。遠くに車を駐車した付近が見えます。
03_02Point
 <平行位置>
 
1.  Google Now
上記の状況と変化が起きる可能性は無いので無視します。
 
2.   Pin 'n Find - Car Finder
Pin_xAfter02_01
<アプリ画面>
 再度アプリを立ち上げると上の様に、相変わらず駐車位置が記憶されている事が分かります。
駐車位置まで0.28kmで駐車したのは 10時51分 (現在 11時7分) である事が分かります。
「Find My Car」ボタンを押すとGoogleマップにデータが渡され、Googleマップの案内画面になります。
 
Pin_xAfter02_02
<Googleマップ画面>
現在位置 (青矢印) から赤いピン (駐車位置) まで 350m であり 5分を要する事が分かります。但し、案内は駐車場内では無く周辺道路経由になっている事が分かります。
案内の方向に、(道路では無く) 駐車場内を通って行ってもちゃんと駐車位置 (付近) に到達できます。

結論
1.  Google Now
Google Now は本目的の為には使い物になりません。
明示的な「駐車の場所カード」のスイッチが有る訳では無く、カードが出るかどうかはアプリ側の気分次第で、ユーザーには分かりません。なぜロジカルなアメリカ人がこの様なアプリを作ったのか理解できません。
スマホ保有者の、その時々の状況に応じて適切な情報を提供する (余計なお世話だと感じますが ) には良いアプリかもしれませんが、本目的には使えません。
2.   Pin 'n Find - Car Finder
素晴らしいの一言です。
特に私の様に、田舎住まいで車だけが交通手段の者で、ハンズフリーの通話を常用している者に取って、こんなに便利なアプリはありません。
一度セットして置けばアプリの立ち上げも不要で、バックグラウンドで常に記録していて、年に一回あるかどうかの駐車場所が不明になった時だけアプリを立ち上げれば、その時の駐車場所が案内される。素晴らしい。
これを常用する事にします。
 
尚、要する設定は一回だけ、スマホと車のBluetoothがつながっている時、アプリの設定メニューから下の様に車のBluetooth (この例の場合は internavi) を選択するだけ。
「この車両はBluetooth機能に対応していません」のコメントが大きくて気になりますが、無視する事。 
Setting_Bluetooth
<Bluetooth選択画面>

 

Arrow M02を買ったのは、5インチ画面でも近くに置けば老眼でもナビが見える事を、店舗で5インチ機で確認したからです。
この目的に使える延長式の車載ホルダーをアマゾンで買いました。
アマゾンで買ったウエイト式の取り付け台を準備しました。Nexus7用に使っていたものです。

ダイソーで滑り止めマットを買いました。108円でした。
        10_滑り止めマット
          <滑り止めマット>

ダイソーでミニ三脚を買いました。108円でした。
黒色のものを買いました。
        07_三脚
          <ミニ三脚>

ダイソーで四角いEVAクッションと丸いEVAクッション、更にコンパスカッターを買いました。
いずれも108円でした。
         08_クッション
           <EVAクッションとコンパスカッター>
 
近くのホームセンターで黒いロックタイと黒いタイベースを買いました。
予備を含めてそれぞれ2, 3個づつ有れば良いのでバラ売りが良かったのですが、有りませんでした。
ロックタイが148円、タイベースが228円でした。
         09_タイロック
          <ロックタイとタイベース>

出来上がりは こんな感じです。
ダッシュボードマウントの下には形に切った滑り止めマットが敷いてあります。
         01_左から
           <左側から見た所>
 
         03_右から
           <右側から見た所>

ホルダーにスマホを取り付けると、重さで傾き使い物になりません。ミニ三脚でサポートします。
三脚の足は、コンパスカッターで丸い穴を掘った丸いEVAクッションでサポートします。
         02_左から詳細
            <三脚サポート>

ロングアームのネック部に四角いEVAクッションを挟んでタイベースを通したタイロックで締めてあります。
タイベースと三脚の取り付けベースの間には、取り付けネジを逃げる穴を明けた四角いEVAクッション二枚を両面テープで重ねてあります。
         04_取付け部
           <ネック部のサポート>

座席に座った状態での視界です。
         05_目線から
          <スマホ無し>
 
         061_目線から_スマホ
            <スマホ有り>

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