2016年06月

旅先では色んな所を目的地にして車を走らせますよね! 実際、見知らぬ土地での車旅行では、この「行きたい目的地」に到達できるかどうかが死活問題なのです。

==カーナビ==
VXM-128VSXi
 私はこの車のメーカー純正「VXM-128VSXi」というカーナビを使っているのですが、こいつの目的地検索機能には全く頭に来ます。
例えば「コンビニ」に行きたくて目的地検索すると、「ローソン」なのか「セブンイレブン」なのか「ポフラ」なのか、等々、16種類の系列店舗名を先ず選択し、目的地検索を行わなくてはなりません。「違うだろ! おれは兎に角、近くのコンビニを探してコービーを飲みたいだけなんだよ!」と思っても受け付けられません。ともかく個別の系列店舗名を選択しなくては始まりません。「コンビニ」全体に対する検索機能は無いのです。「ローソン」を検索して無ければ、次に「セブンイレブン」、次に「ポプラ」と繰り返して検索しないと探し出す事が出来ません。
更には、検索範囲として近くの「地図周辺」を検索範囲にしますが、この範囲に無かった場合は都道府県名と市町村名を検索範囲に指定しなくてはなりません。「え! ここの近くの町??」 全然分かりません。未知の土地での自分の「地理的知識」の無さに唖然とします。
これはスーパーでも同じです。「セゾン」なのか「イトーヨーカ堂」なのか「Max Value」なのか等々、個別の系列店舗名選択が必須なのです。「違うだろ、おれは兎に角、近くのスーパーで弁当が買いたいのよ!」と思っても受け付けられません。
もしかして、このアホな検索機能は「VXM-128VSXi」だけなのかもしれませんね。ほかのカーナビは使ったことがないので何とも言えません。従ってタイトルは「アホな VXM-128VSXi」と改めます。

==ロケスマ==
ロケスマ
 ひょんなことから「ロケスマ」というアプリを見つけました。素晴らしいですね! 「ロケーション for スマートフォン」の略なのでしょうか?
色んな店舗や施設の位置情報が地図に張り付けてある。そして、それらの検索機能がある。それだけなんですが、余計な事がなされていないので物凄く使いやすい。
「コンビニ」を例に挙げれば、「コンビニ」全体で検索すると、最も近いコンビニを含んだ地図が表示される。「おれは兎に角、コンビニでコーヒーを買いたいんだよ!」というニーズに答えています。「他の場所のコンビニは?」と調べたければ、地図の操作で日本全国どこでも見る事が出来る。
勿論、「ローソン」と特定した検索を行えば、ローソンが自分に最も近い所から、日本全国まで表示される。
更に、見つけた目的地から、メニューを操作して「Yahooカーナビ」にデータを渡して Yahooカーナビの目的地に即設定できる。すぐに そのまま車で行ける。
私は車旅行用に「ロケスマ」の「お気に入り」に次の店舗を登録してあります。
「すき家」「ケンタッキーフライドチキン」「まいどおおきに食堂」「ガスト」、食事にすぐに行けます。
「道の駅」「日帰り温泉施設」、車中泊には必須ですよね。
「ガソリンスタンド Shell」、私のガソリンのカードは Shell の為ですが、カーナビでも検索できますが、「ロケスマ」では、セルフサービスなのか、Easy Pay が使えるか、などの情報も分かります。これは安くガソリンを入れられるスタンドを識別するのに必須な情報です。

昨日の記事の様に、旅行中は「すき家」と「まいどおおきに食堂」を多用しています。
この二つの食堂の印象は全く異なります。

==すき家==
04_すき家の席
 ここは朝食に利用する事が多いので、6時に起床すると 7時頃に入る事が多いです。こんな時間でも混んでいる所が多いですよね。これから現場に向かうという感じの作業服姿の人が多いです。若い人も、歳のいった人も
もしかして、これは田舎特有の光景なのでしょうか? 私は都会には近づかないものですから ・・
こういう人たちを見ていると「凄いな! 頑張っているな!」と感じます。
こんな風に、朝のすき家へ行くと活力を頂けます。

==まいどおおきに食堂==
05_まいどの席
ここは、夕食を食べに夕方の六時半頃に伺います。六時前に行くと夕食用の準備中で品揃えが終わっていない事を経験的に知りました。
この時間帯のお客は、色んな人たちがいますが、例えば老齢の夫婦が二人だけで食事していたり、若い母親が小さな子供二人と食事していて、シングルマザーかなと思わせたりして ・・
なぜか人生の哀愁を感じさせる光景を見る事が多いです。
普通の家庭なら自宅で夕食を取るのが普通ですから、この時間に定食屋で夕食を取る人たちは何かしら哀愁を背負った人たちなのかもしれません。

車での旅行を始めた頃は、車中泊の装備や食事の方法などを詳細に調べたものです。
インターネットのブログや 2ch などに多くの情報があり、参考にさせてもらいました。
それらの中に「地元の名物を食べるのが車中泊の最大の醍醐味だよ!」的な情報が多数ありました。
「そりゃそうだよな」と現地の食堂で食事を取るつもりで出かけたものです。
ところが、ところが ・・

==田舎に食堂やレストランは無い==
私が好んで行く田舎の町や村には、食堂やレストランが有ったためしがありません。探せど、探せどありません。最後は検索で近くの中規模の市の食堂に行かざるを得ません。

==道路脇の食堂には入れない==
食事どきに田舎の道を走っている時、ドライブイン的な食堂が道路脇に無いか注意しながら走ります。たまには有る事は有るんですが ・・
「あ、あった!」と気が付い時には殆ど通り過ぎる状態で、左折で中に入る事が出来ません。Uターンすれば良いのでしょうが「先に別の食堂があるはず」と前進を優先するのですが、その先に有ったためしがありません。

こんなことから「私の旅行は食事が目的では無い」と再定義し、食事は簡単に取れる事を最優先にしました。
初めのうちは、目的地に向かう途中の市部でスーパーに寄り、弁当やおかずを買って現地で食べたものです。でも、この方法は食べかすや容器の廃却で行き詰まります。道の駅やスーパーなどでも、廃棄物処理は簡単ではないんですね!
 
現在は、全国展開している食堂を利用することを基本としています。具体的には、
朝 : すき家の朝食、朝の6:30頃から動き出す車中泊者にはここしか考えられません。
01_すきや
 
昼 : ケンタッキーフライドチキン、以前糖質制限を行っていたときの名残です。
02_ケンタッキー
 
晩 : まいどおおきに食堂、栄養のバランスを考えて色々なものを食べます。
03_まいどおおきに
 
旅のルートの取り方も、目的地への行程で食事時間頃にはこれらの食堂の有る所を通る様に、前日の夜に決定します。即ち、ルートは目的地だけで決定するのではなく、(昼食のとれる場所) → (夕食のとれる場所) → (宿泊する場所) の全てを考慮したものにします。
とは言え、全国展開チェーン店とはいうものの存在しない地域もあります。特に「まいどおおきに食堂」は東北地方には無い所が多いです。この様な場所では次善の策として、夕食も「すき家」になる事が多いです。「すき家」も無い様な所では、途中で弁当を買うことになります。
この方法をルーチン化してから車旅行が楽になりました。

今日、地元のケーブルテレビを見ていたら、キャスターが山の方で乗馬する番組を見ました。
で、昔のことがフラッシュバックしました。「そうそう、テキサスで馬に乗ったよな!」と

==アメリカは特殊な技術が凄い==
テキサスには或る特殊な技術の調査に行きましたが、兎に角アメリカは特殊な技術に関しては凄い。家電、一般工作機等、普通のものはアメリカ国内産は消えて無くなっていますが、「常識を超えた能力のもの」「特殊で聞いたことも無いもの」はアメリカには沢山あります。特に、テキサスやオクラホマなど石油探索関係の産業を取り巻く特殊な技術は凄い。

==アメリカには禁酒の郡が多数ある==
調査に行った相手先は、日本の誰もが聞いたことのない超田舎なのですが、「ダラス・フォートワース」からローカル路線の飛行機で到着した初日の夕食は、相手先の社長以下に連れられてステーキハウスに夕食に行きました。でもアルコールは飲みませんでした。「ここは Dry County なのです。でも貴方達外国人はパスポートを見せれば、お酒は飲めますよ」と言われましたが、相手側が飲まないのに飲む気にはなりませんよね。

==テキサスは緑が一杯だ==
最終日の接待会場に向かうのに車で一時間ほど南下しましたが、緑一杯の林の中のドライブでした。昔のテレビの西部劇に出てくるテキサスは「荒涼とした砂漠地帯」と表現されていますが、実物のテキサスは緑が一杯です。

==テキサスの接待はバーベキュー(BBQ)だ==
着いた先は、こういう為の専用施設なのでしょうか? 林の中に木造の建物があり、バーベキューで酒を飲みながら楽しく過ごす所です。集まっている人たちは何なんでしょうか? 従業員でも無いし、社長の友達? 良く分かりませんが、かなり多くの人たちが集まって楽しんでいます。
日本の「鍋奉行」の様に、ここでは「BBQ Manager」がいるのですね。皆から そう思われているし、本人も自認している人が BBQ の全てを行いました。
多くの人の中から、わざわざ話しかけてくれて「私は Miho にいました。Miho は美しい所でした。」と言ってくれた人もいました。多分、戦後の進駐軍として 美保飛行場にいたのだと思います。
日本の田舎の人と同じように、物静かな人でした。西部劇に出てくる荒々しい人とは正反対の人でした。

==余興は「乗馬」だ==
なぜか馬が三頭程準備されていて、余興は乗馬でした。
初めて「乗馬」を楽しみましたが、ほんのちょっと教えて貰った事を実行するだけで、馬が思い通りに動くことに驚きました。我々は馬で歩くだけでしたが、中には走ったり、跳ねさせたりする人もいて、さすが西部の人と思いました。
写真を見ると 1996年10月ですね。20年前のこととなります。
Texas06-96

車での旅行を始めた頃は、車中泊の装備や食事の方法などを詳細に調べたものです。
インターネットのブログや 2ch などに多くの情報があり、参考にさせてもらいました。
それらの中に「地元の産物を肴に、寝る前に飲む酒が超ウマイ!」的な情報が多数ありました。
「そりゃそうだよな」とワンカップの酒などを荷物の中に入れて出かけたものです。
カップ酒
ところが、ところが ・・
実際にやってみると全然おいしくありません。二、三日は続けてみましたが、それ以降は止めました。
最近は、旅行に酒を持っていくこともありませんし、実際に飲むことはありません。自宅にいる時は、毎日晩酌を楽しんでいるんですがね。

考えてみると、これは私が田舎者のせいなのではないかと思います。
以前、転勤で東京に勤めていた時、たまに会社の会などで飲む機会があります。でも、気持ちよく酔える事はありませんでした。「これから電車に乗ってアパートまで帰らなければならない」と思うととっても酔えません。アパート近くの下車駅を降りて、アパートまで這ってでも帰れる状態になると、途端に元気になるんですがね。
この抵抗感が車旅行でも表れていると思います。
ここの田舎では、街の中心から自宅まで 2-3 kmなので、飲んだ後でタクシーを逃しても歩いて帰れる距離なのです。いつも気持ちよく酔うことが出来ます。
但し、田舎は車社会ですから、帰りに突然「飲みに行こうよ」とは行きません。事前の予定が必要です。この辺も、田舎と都会の違いですね。

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