今回の旅行の二日目 (2018.10.14) の午前遅くに、七尾市から珠洲市の狼煙に向かいました。ナビは内陸の最短ルートを推奨するのですが、大好きな能登半島の海沿いの道を走る為に、国道249号線で向かいました。
古い規格の二車線道路で狭いのですが、車の通りも少なく、富山湾側の静かな海の向こうに立山連峰が見えたりして、のどかで、のんびり走れる大好きな道です。
道路には当たり前の様に黄色のセンターラインがずっと続いています。他に走っている車も殆ど無く、単独走行でマイペースで走れるので 「追い越し禁止」 も全然気になりません。
ところがですよ、某所に来たら突然、黄色のセンターラインが白色実線のセンターラインに変わりました。「あれ、なんだこれ!」 と思っていると、2km 程行ったら又黄色のセンターラインに戻りました。
切り替わり点
「黄色実線も白色実線も追い越し禁止の筈だが??」
「白色実線は、確か片側二車線以上の場合の筈だが??」
もともと白色実線と黄色実線のセンターラインの意味の違いに付いては、モヤモヤして腑に落ちるものが無かったのですが、一層訳が分からなくなりました。

こんな感じで疑問が膨らんでいる中で、穴水市街を通過中に 「けいさつ」 と看板が出ている建物があったので、ここで質問をしてみる事にしました。

けいさつ
ここは「輪島警察署穴水庁舎」 でした。広いフロアに日直のお巡りさんが一人で居られました。何しろ今日は日曜日ですから ・・

「現地を見ていないので正確には答えらませんが、原則的な事を言いますと ・・」 お巡りさんの説明です。
「黄色実線のセンターラインは、公安委員会が 「追い越し禁止」 に指定した区間である事を示します。この区間の始点と終点には、それを示す道路標識がある筈です。ここで車が追い越しを行った場合、警察は取締を行います。」
「白色実線のセンターラインは、道路設置者が道路の状況を判断して 「ここは危険ですから追い越しを行わないでください」 と言っている事を示しています。ここで車が追い越しを行った場合、警察は関与しません。」

ガーン! 全てのモヤモヤが霧散しました。
目から鱗、でした。
もしかしてこれは、一般人には明かしてはならない警察の秘密情報なのではないでしょうか? こんなに分かり易い説明を、今まで何処でも、見た事も聞いたこともありません。

このお巡りさんには、大変に感謝しました。