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松前城を見学している時、城内にイチジクの木があるのに気づきました。
北海道にもイチジクはあるのか、と驚きました。
50年前、私の一年下として、北海道出身の新入社員がやって来ました。釧路の出身でした。
先ず驚いたのが、カナズチ、泳げない。当時は、北海道の学校にはプールは無かったのでしょうね。
そんな彼がイチジクを見て「初めて見た。北海道にはイチジクは無い」と言ったのを思い出します。それ以来、私は「北海道にはイチジクは無い」と思い込んでいました。

松前の町には「松前漬け」の店があるのですね。それも老舗を感じさせる店が・・
「松前なんだから松前漬けの店があるのは当たり前だろう」と言われるかもしれませんが、私には市販の材料から自宅で作るものイメージが強く、老舗を張るとは意外でした。
 松前城

函館に入り、五稜郭を見学しようと駐車場を探しましたが見つけられませんでした。
五稜郭というのはもっと郊外にあるのかと思っていましたが、町のど真ん中にあるのですね。
諦めて夕食を予定していた食堂に向かうべく、コンビニの駐車場に入ってカーナビで検索を始めました。
検索で予定していた店は直ぐに見つかったのですが、「ここへ行く」ボタンを押すと「検索出来ません」と言う様なエラーメッセージが出てルート候補の表示がされません。
「変だな!」と思いながら再操作しても、更に再操作してもエラーメッセージは変わりません。
車のスイッチを切ってエンジンを止める事を二回やってみましたがエラーメッセージは変わりません。
「やばい、カーナビが壊れた!」脂汗が流れました。
カーナビ無しには一歩も動ける感じがしません。未知の土地で、地元民の様に気楽に走れてきたのは全てカーナビのお蔭だった事を悟りました。
「なんとか小樽までたどり着いて、帰るしかないな」と思いました。

「とも角、食堂まで何とか」と持っていたタブレットのGoogleマップを立ち上げ、「食堂の場所はこの辺り」と「自分の位置表示のマーク」とを睨みながら食堂に向かいました。(この時は未だ Googleマップにカーナビ機能がある事を知らなかったのです)
「この辺り」と到着した場所には目的の食堂はありませんでした。間違った場所に来た訳です。
近くの駐車できる場所に車を停めて、さてどうしたものかと考えました。
「そうそう、スマホで使える無料のカーナビアプリがあるはずだが」と気が付き、ネット検索すると「Yahooカーナビ」が出てきました。
で、早速タブレットに「Yahooカーナビ」をインストールしました。
立ち上げて、しばらくいじくると車のカーナビと変わりなく使える事が分かりました。
「素晴らしい! これで北海道旅行が続けられる!」
YahooCarNavi

翌日の朝になると、何故か車のカーナビは正常になっていました。でも二番目の位置づけとなりました。
インストールした「Yahooカーナビ」は使いやすい感じなので、暫くはこれをメインに使用する事にしました。

襟裳岬に向かう道で、山が迫った磯沿いを走っていると、海に小船が多く出て作業をしていました。
更に走ると、クレーン付きの軽トラックで船から昆布を積み込んでいる場所がありました。
昆布の収穫を行っている訳です。ダンプカーの軽トラは見た事がありますが、クレーン付きの軽トラを見たのは初めてです。
<軽トラ写真 某所からの頂きもの>
軽トラ
 
「昆布干しは何処かな?」と通り過ぎる回りを見渡しましたが、その様な所は見当たりません。
暫く走って集落に入ると、ありました、昆布干しが!昆布干しは自宅の庭か、自宅近くの海岸でやるものなのですね!
その様な場所は砂利と言うか、砕石が敷いてありました。昆布の表面ばかりでなく、裏面の砕石と砕石の間も空気に触れて乾燥が進む工夫なのでしょう。
珍しいので、車を降りて写真を撮りました。
景色的には、写真でも分かる様に山が迫り、「黄金道路」とか名付けても、本州側各地の海岸道路と変わり映えは無く、北海道らしさはありません。
<えりも町庶野にて>
昆布干し
 

本州側では、朝6時半頃に山間の道を走っていると、ニホンザルが道端や民家の垣根などにいるのが頻繁に見かけられます。
これが北海道では、エゾシカに変わります。北海道全体に、道路に「鹿の飛出しに注意」の看板があり、実際に生息数が多いのが感じられます。
写真は、オホーツク側の道を走っている時撮影したものです。
鹿は、こちらを警戒して、立ち止まったり、逃げ去ったりしますが、キタキツネは車の方に寄ってきます。観光客からエサを貰うのに慣れてしまっているのでしょうか? それとも、そういう性格なのでしょうか?車のドアの所まで寄ってきましたが、ドアは開けませんでした。「エキノコックス」が怖いですからね。
その性格のせいなのか、道路上で跳ねられて死んでいたものは四体見ましたが、三体はキツネで、一体は小鹿でした。
「飛び出して来た鹿に衝突するなんて、なんて前方不注意なんだ!」と考えていましたが、函館の手前で、10m位前に飛び出してきた鹿に危うく衝突しそうになりました。鹿が走り過ぎたから何とか回避出来たものの、止まったら完全に衝突したところでした。
<知床半島にて>
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<知床半島にて>
02_shika_shretoko_02
<知床半島にて>
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<風蓮湖の砂洲側にて>
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北海道旅行の前半は、小樽から時計回りで海岸沿いを一周しました。
海岸沿いに限れば、日本海側とオホーツク側が太平洋側より遥かに良い印象でした。
太平洋側は本州と同じに、海岸に山が迫り、山と海の間の狭い範囲に道路が通り、家々が並んでいる印象でした。
日本海側とオホーツク側は、海岸線からは山は遠くて見えず、土地はうねった起伏を持ち、水田は無くて、牧草地や畑となっていて、いかにも北海道と言う景色が続きます。
ここでの私に取って最大の経験は、牧草地にころがる牧草ロールを見た事でした。
黒色や白色、白黒斑にラップされた多数の牧草ロールが、緑色のうねった牧草地に転がっている。
非常に興味深く、わざわざ脇道に逸れて車を停め、写真を撮ってしまいました。
Bokusou2

Bokusou


 

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