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この前の記事 で紹介しました 「ビクセン製 高度計」と
少し前から使い始めた Android 高度計アプリの 「高度計」 (英語名は Altimeter by EXA Tools) の精度を確認してみました。
Altimeter-11 Altimeter-12
この Android アプリは、数多くある高度計アプリの中で、そこそこ評価の高いアプリだったので入れてみたのですが、なかなか良いアプリかもしれません。
現在地の標高値は三つの標高データの平均値として出されます。
上記画面の① : 衛星三点測定からの標高 -- インターネット接続は不要
上記画面の② : ハッキリしないが、衛星三点測定に依る緯度、経度からインターネット上の SRTMデータを参照しているのではないか? -- インターネット接続が無いと表示されない。
それとも Geolocation API を使っているのか? Geolocation API というのは、サンプル数が少なくて斜面が続く山の中でも精度が出るものなのでしょうか?
上記画面の③ : スマホ内蔵の気圧センサーからの標高 -- 私のスマホには内蔵されていないので表示されない。
更に、ここの部分をフリップすると ④ が現れ、この ④ をダップすると 「カメラ」 が立ち上がります。で、写真を撮影すると、写真の中に 「標高値」 が映し込まれます。なかなか役に立つ機能ではないでしょうか。今回のデータ記録写真も この機能を使っています。

検証は、この辺の道路で一番標高が高そうな国道252号の六十里越トンネルを通って、福島県只見町の只見ダムまでのドライブで行いました。
具体的には、六十里越トンネルの新潟県側入口付近の駐車スペース、田子倉ダムサイトの駐車場、只見ダムの道路向かいの展示館駐車場、です。
検証用の基準標高値としては国土地理院の標高地図サービスから得た値を用いました。

1. 自宅出発時
01-自宅-S
地理院地図 : 18.9m  アプリ : 19m (+0.1m)  高度計 : 25m (+6.1m)
あれ! 高度計は 20m にセットした積りなのにずれていますね。ま~、誤差と言う事で ・・

2. 六十里越トンネル (行き)
10-トンネル-S
02-トンネル-S
地理院地図 : 743m (DEM10B)  アプリ : 712m (-31m)  高度計 : 705m (-38m)
地理院地図での標高値は DEM10B なので誤差が大きいかもしれません。

3. 只見ダム
11-只見湖
03-只見湖
地理院地図 : 394.8m  アプリ : 395m (+0.2m)  高度計 : 390m (-4.8m)

4. 田子倉ダム (帰り)
12-田子倉
04-田子倉
地理院地図 : 520.2m  アプリ : 515m (-5.2m)  高度計 : 510m (-10.2m)

5. 六十里越トンネル (帰り)
13-トンネル-R
05-トンネル-R
地理院地図 : 743m (DEM10B)   アプリ : 737m (-6m)  高度計 : 715m (-28m)

6. 自宅帰着時
06-自宅-R
地理院地図 : 18.9m  アプリ : 21m (+2.1m)  高度計 : 35m (+16.1m)
自宅出発時に比べて、アプリの値は良好と考えられますが、高度計の値がずれているのが気になります。これは気圧の変化に依るものか調べてみました。新潟地方気象台の気圧測定値は、
出発時 : 8月30日 11:00 --- 1011.3 hPa
帰着時 : 8月30日 15:00 --- 1010.2 hPa
差  --------------------------------    1.1 hPa
この間で気圧は 1.1 hPa 下がった事になります。1 hPa は高度 9m に相当と言われていますので、1.1 x 9 = 10m 高度が上がった事に相当します。出発時に比べて帰着時の表示が 10m 大きくなっているのは、気圧の変化とぴったり符合する事になります。
==結論==
「ビクセン製 高度計」は意外に良い成績と感じます。気圧式の高度計で この程度の誤差であれば十分合格ではないでしょうか。
「Altimeter by EXA Tools」は高精度だと感じます。一部大きめの誤差値もありますが、測定直後の値なので、暫く時間を掛けて測定値を安定させれば、良い値が出ると思います。更に、写真に標高値を写し込む機能は、楽しい記念写真が得られて役に立ちます。

昨年までの二年間は夏の旅行先として北海道に行っていましたが、今年は何処か別の所にすることにしました。そうなると 「暑さ対策」 が必須となりますが、夜間中エアコンをつけっぱなしにするのも常識を疑われます。そうすると、自然現象を利用して標高の高い地点を宿泊場所にするしかないと思われます。
高度が 100m 上がると気温は 0.6℃ 下がると言われていますから、標高 0m の場所で 30℃ でも 標高 1,000m の場所では 24℃ と快適な状態になります。
と言う事で、酷暑期の宿泊場所となり得る 「道の駅」 と 「駐車場」 の位置情報の KMLファイルを作りました。尚、標高 750M 以上の地点を集めてあります。
== 標高の高い車中泊場所 ==
HighElevSpot
皆様の中で このデータが必要な方は下のリンクからダウンロードしてください。

これを Googleマイマップに読ませて、目的地を Googleマップのナビに渡してナビゲーションさせるのが普通なのでしょう。でも、私は 「Googleマップ」 のナビは嫌いなので、「ロケスマ」 に この KML を読ませて、「ロケスマ」 から 「Yahooカーナビ」 にデータを渡して目的地検索が行えるようにしました。
方法は以下の様に行います。
1. 「ロケスマ」 に KML を読ませる。方法は 「ロケスマ」「KML」 でネット検索すると出てきます。甚だ簡単です。
「ロケスマ」 には下の画面の様に表示されます。
ロケスマ表示
2. 行きたい地点をクリックします。すると地点名、標高、トイレの有無などが確認できます。
地点クリック
「ルート検索」ボタンを押せば
3. ナビ選択画面になるので 「Yahooカーナビ」 をクリックすれば
ナビ選択
4.「Yahooカーナビ」 が立ち上がって 「ルート選択」 画面が表示されます。
カーナビ画面
5. 後はルートを決定して車をスタートさせれば良い。

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