本体の設定、アプリの設定も済ませ、当然の如く 通話録音アプリ ACR もインストールしました。"APK Mirror" からダウンロードした ACR_32.9_unChained です。
先ずは、電話機能が正常な事を確認する為、何人かに電話を掛け、会話しました。
これが ACR に録音されているか確認してみると、何かおかしい。相手の声が甚だ小さく、殆ど聞き取れません。
これは変だ、と言う事で、又 アプリの作者にメールしましたら、下記の定型メールが送られてきました。
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Aquos Sense3 は Android 9 ですので、これに該当します。
即ち、Android 9 は第三者製アプリに依る双方向通話録音をサポートしていない。従って、ACRも含めて全ての通話録音アプリは適切な録音が出来なくなった ・・・ とのことです。
幾つかの端末ではうまくいっている例がある、と言っているイヤホンスピーカーの音をマイクで拾わせる設定に付いては、試してみましたが、Aquos Sense3 では良い結果は得られませんでした。
以上から、Android 9 である限り、いずれの通話録音アプリも使い物にならないがはっきりしたので、ACR は削除しました。
<2019.12.14 追記>
相手の声も録音できる、と噂が聞こえてきたので、"Cube ACR" を試してみました。"Cube ACR" は Google Play ストアにあります。
結論から言うと、相手の声も録音できます。但し、完璧ではありません。
"ACR" が良好に作動していた時の音質と音量を 100 とすれば 50 位の良くない音質と音量です。ま~、我慢できなくはないと言うレベルです。この辺は 端末に依るのかも知れません。私の Aquos Sense3 SH-M12 では、そんなレベルです。
不満は多くありますが、暫くは "Cube ACR" を使ってみる事にしました。
<2019.12.31 追記>
Cube ACR を暫く使ってみましたが ・・・
相手側が長い話をしていた場合は、何とか相手の声が分かりますが、お互いが交互に話をした場合は、こちら側の大きな声に隠れて相手側の声は殆ど聞こえません。やっぱり ACR と同様に、スピーカーからの相手の声を当方側のマイクに拾わせているのでしょう。
と言う事で、実用に耐えず "CubeACR" は削除しました。
<2020.1.4 追記>
本機種 (Aquos Sense3 SH-M12) には通話録音機能がある事に気が付きました。「通話音声メモ」 という名前です。
通話中に、通話画面のメニューをタッチすると 「通話音声メモ」 の帯状の開始ボタンが現れ、タッチで録音が開始されます。電話を切れば録音も終了します。一回の録音は最長60分、録音回数は50回、それを超えると古い物から消去されます。
録音記録の再生には、電話アプリを立ち上げて、アプリの設定から深い場所に 「音声メモリスト」 があり、大変でした。しかし、「簡易留守録」 なる ウィジェットがあり、これをホーム画面に配置してタッチすると即 「音声メモリスト」 を見る事が出来、実用的になりました。
録音記録ファイルを外に取り出すには、リスト中の用件を長押しして出て来るメニューの中の 「エクスポート」 をタッチし、出てきた保存位置画面の 三 (サイドメニュー) から (本体内) か (SDカード) を選択して、保存するフォルダーを決定すれば、m4aファイルとして保存されます。
尚、SH-M12の取扱説明書には 「通話音声メモ」 に関しては、開始、終了の仕方が簡単に書いてあるだけで、再生の仕方や保存方法などに関しては全く記載がありません。全く不親切極まりないものです。(調べてみると、キャリア版 Sense3 の取扱説明書には、それなりに記載がある様です。SH-M12 は別扱いの様です。)
兎も角、この機能に 「通話開始時自動録音開始」 の選択があれば、「OCR」 と変わりないものになるのですが、ありません。毎回、手動で録音開始しなくてはなりません。この点は残念ですが、実用には耐えるのでよしとしましょう。
と言う事で、本件の問題は第三者製アプリ 「ACR」、「CubeACR」 では解決できず、Android純正の本端末の機能 「通話音声メモ」 で解決されたことになります。
<2022.08.17 追記>
本記事をアップしてから二年半を経過しますが、今も毎日かなりの人数の方のアクセスがあります。それだけ困っている方が居られるのだと推察します。
これらの人々のために、本ブログ記事に加えて、YouTube のビデオも作成しました。
下記からアクセスできます。
https://youtu.be/CotgfXYkZoo
<2020.11.25 追記>
本年11月に入ってから、Aquos Sense3 の後継機、Aquos Sense4 が発売されました。この機種にも 「通話音声メモ」 が搭載されているか調べてみました。ドコモ版の SH-41A の取扱説明書には、たった四行ですが説明があります。即ち、「通話録音メモ」 の機能は搭載されています。
<2022.05.10 追記>
私の Aquos Sense3 は、すでに Android11 にアップデートされていたのですが、Android11 には「スクリーンレコード」なる標準機能が搭載されていることに今日、気が付きました。そして「スクリーンレコード」は、電話の通話録音にも使えることから、本項に追記することにしました。
標準機能として「通話録音メモ」が搭載されている機種以外で、Android11を搭載している機種であれば、役に立つ機能だと思います。
尚、「Android11 スクリーンレコード」で検索すると、ネットでも YouTube でも多くの記事がありますから、そちらも参照ください。
*スクリーンレコードを通話録音として使うには
通話前に、または通話中に「スクリーンレコード」を起動して「録画開始」する。
1. 画面上から下に2度スワイプして、「クイック設定パネル」を表示させ、中の「スクリーンレコード開始」をタップする。
2. 出てきた「録画設定の確認画面」中の「録音」の選択から「デバイスの音声とマイク」を選択して設定。 (デバイスの音声は通話相手の声、マイクは自分の声)
3.「開始」ボタンを押すと 3秒のカウントダウンのあと、録画・録音が開始されます。
4.「録画終了」させるには、画面上から下にスワイプして「通知領域」を表示すると「画面を録画しています。タップして停止」と表示された「スクリーンレコードの通知」が現れます。この通知をタップして終了します。
5. 録画したファイルは「Moviesフォルダー」に MP4ファイルとして保存されます。
*利点と欠点
a. 録音設定のデフォルトは「マイク」なので、その都度「デバイスの音声とマイク」に切り替えなければならず、手間が多い。
b. 通話終了で自動終了はしないので、手動で終了しなければならず、手間が多い。
c. 動画付きのMP4ファイルなので、記録ファイルサイズが大きい。
d. 通常の電話だけでなく、「LINE無料通話」や「050 Plus」などのIP電話の通話も録音できる利点がある。